戸田競艇場情報
オフィシャルホームページ
支部と所属レーサー
戸田競艇場は埼玉県にある競艇場です。支部は、埼玉支部になります。
女子レーサーの埼玉支部所属は、
浜田亜理沙
島田なぎさ
中田夕貴
中里優子
安達美帆
原加央里
清埜翔子
大豆生田蒼
前田紗希
平川香織
黄金井(なかにし)裕子
濱崎寿里矢
吉田杏美
宮崎安奈
大久保佑香
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戸田競艇場特徴
水面特性
水質は淡水です。一年中穏やかな競艇場です。
戸田の冬は多少逃げやすくなる印象です。モーターの出力が上がることが要因と考えられます。ここが戸田競艇の一つ目のポイントになります。
言わずと知れた、全国24場ある競艇場で最もイン逃げ率が低い競艇場です。1コース1着率、冬場で47%です。半分以上、ひいては、6割はイン逃げという競艇という競技において、戸田競艇場においては、その常識が通用しない競艇場です。それでは、解説していきます。
一つ目のポイントは淡水です。淡水=跳ねて乗りづらいのが共通点です。浮力がなく浮きにくい。体重差の影響が出やすくなります。単純に水面と艇の接地面が少ないほど加速したり、最高速が伸びたりします。いわゆるウィリーターンは水面への接地面をすくなくするターンですし、チルト角を跳ねる(1.0~)のも同じ理屈です。
二つ目のポイントはコースレイアウトです。こちらについては後述します。
三つの目のポイントはチルト角が3種類しかありません。(マイナス0.5~0.5)日本一狭い競艇場が故に安全を考慮しているものと思われます。
戸田競艇場のレイアウトと女子戦
日本一イン逃げ率が低い競艇場の要因はコースレイアウトにあります。

まず、スタートラインの幅が50mから第一ターンマークに向かう幅を見てほしいのですが、大きく右に振られ、第一ターンマーク幅が37mになります。振り幅が13mと大きいことで、1コースの艇は右斜めに走らざるを得なくなります。真っすぐ走れば、ターンマークと近くなり窮屈になります。一方、3コースは、真っすぐ走っても内側2艇が近寄ってくるので艇間が近くなり捲りやすくなります。
艇間について補足しておきます。差しと捲りの関係です。艇間とは、舟と舟の間の幅のこと言います。近ければ近いほど捲りやすく、広ければ広いほど差しが入りやすくなる「傾向」があります。
①捲りの理想は、自艇が一つ前の艇よりも先行している状態で先にターンを仕掛けられる状態です。(ツケマイも同様)一つ前の艇に対して覆いかぶさるようにターンして、自分の引き波に相手を引きずり込みます。ただし、技量が必要です。一つ前の艇よりも減速が早いと逆に合わせられます。
②差しの理想は、マイシロを取ることです。例えば、2コースが1コースからできるだけ離れて差し場を作り、1コースが先マイしたのを見計らって差しを入れます。幅を取るとも言いますが、ターン後に舟を向かせて直線で加速したほうが差しが入りやすいのです。
何を言いたいかというと女子戦特徴。2コースが1コースに寄れば捲り、3コースに寄れば差し。これを展示で見極めるかどうかです。その傾向をジキルは、平山智加に教えてもらいました。黒の平山から学んだことはとにかく多いです。女子戦を見るのが嫌になるくらいリプレイ見て気づけたことです。
二つ目は第二ターンマークの幅43mです。スタートと同じラインをバック側で見ると52.5mです。そこから第二ターンマークに向けて、43mとこちらも約9m振られています。第二ターンマークに特徴がある住之江競艇場と比較してみます。

住之江競艇場もスタートと同じラインのバック側から第二ターンマークまで8m振られていますが、そもそもの幅が大きく違います。第二ターンマークとバックの幅を比較すると、住之江67m、戸田43m。本番ピットと第二マークターンの幅は、住之江120m、戸田125.8mです。どれくらい第二ターンマークに進入する幅が狭いかがわかります。
もの凄く簡単にイメージを整理すると、
①スタートの振り幅が大きくて、かつ、第一ターンマークが37m。
=イン逃げがしにくい。艇の幅が狭くなるので差し場がなく、捲りが決まりやすい。
②バックの幅が狭い。
=ライン取りによって第二ターンマークでの逆転が起きやすい。
「バックは外にラインを取って、第二ターンマークギリギリをポイントし、流れるようにホームへと向かう」このターンができないと引き波に飲まれる特徴があります。バックを内側にとっても同じようなターンをします。いわゆる、行かせてから差すことが容易ではない競艇場です。ちなみにジキルは、このターン方法を「埼玉ターン」と呼んでいます。埼玉支部の特徴あるターン方法です。
※埼玉ターン。バックで外側にラインを取り、第二ターンマークは全速で握ってホームでは流れているように見えるがしっかりかかっているターンです。埼玉支部のこのターンがジキルは好きです。女子では、浜田亜理沙、原加央里、中里優子が上手いと思っています。特に、浜田亜理沙のターンを見てほしいと思います。
③淡水、そして、チルトによる差が付けにくい。
=機力差が出やすいです。無理やり伸び型にするのが難しい傾向です。
④狭い第一ターンマークに向かうには「スタート力」が肝になります。
=スタートを決めて一気に捲りをしかけて先に回ることが必要になります。
余談ですが、住之江競艇場も第二ターンマークに特徴がありますが、大阪支部はもちろんですが、埼玉支部も住之江の2マークは上手いと思います。
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女子戦と戸田競艇場
イン逃げしにくい戸田競艇場は、女子戦はより逃げづらいです。その原因は、振られた第一ターンマークでラインが狭くなり減速が早い傾向があるからだと考察しています。(レーサーの腕にもよります)故に、差し場のない2コースが捲りを仕掛けたり、差し場のない2コースが詰まって3コースから捲りが決まるといった展開を多く見てきました。
戸田競艇場の女子戦は(男子戦と共通することもありますが)、スタートを決めてスリットを先行できるかどうかを中心に考えます。地元レーサーとスタート力のあるレーサー、機力が良いレーサーが主導権を握りやすいと思います。
また、展示では、乗りやすさを重視して見て下さい。わかりやすい見方は3つ。
①艇が跳ねていないか。
②かかりが良いか。(ターンマークに入る前に舟が旋回し前にモーターの力が向いているか、逆を言えば流れていないか、減速できていない)
③スタートが見えているか。(全速でスタートできているか)
です。
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まとめ
① 淡水で体重差が出やすい競艇場です。
② 冬場は逃げ率が高くなります。
③ 狭い競艇場でイン逃げ率が24場で一番低い競艇場です。
④ 機力差とスタート力の差が出やすい競艇場です。先マイをどの艇がするのかが重要です。
⑤ 女子戦の2コースは握る傾向が強まります。
⑥ 地元レーサーが優位に立ちやすい競艇場です。
⑦ 展示では、乗りやすいさ、かかり、スタートが見えているかを確認します。
⑧ 捲られるから後ろという発想は危険。スタートを引いた2コース残りやすいです。
最後に
ジキルは戸田競艇場が一番好きです。それは、予想のしがいがあるというか単純にオッズが割れやすかったり、配当が高い傾向があったりするからです。また、違った目線では、機力が良い、スタート力がある、地元レーサーの3つを重要視すれば良いというわかりやすさがあります。当然、わかりやすいからと言って的中とは別の話です。1着だけ当てれば良いという訳ではありません。
戸田はセンターの捲りというイメージが強く、どうしても1コース、2コースを切ることもあるのですが、実際は、1コースは3着以内に残りますし、3コース捲りも2コースが残る傾向にあります。2コースが先に引いて、1コースにセンターからの捲りを受け止めさせ、波の少ないブイ際を回って着を残す。そんなレースも少なくありません。安易に、1コースと2コースは、捲られる予想でも残すことを一考してください。
本記事の内容によって生じた損害や損失おいては一切補償いたしません。買目と配分を決めるのは最後は自分です。自己責任での舟券購入をお願いします。
私のモットーは「読者様の情報の一つになれれば」です。
最後まで読んでくれておおきにな。
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